2011年09月16日

 「しんらい」 か 「しんぱい」 か


  ・・   「民よ、いかなるときにも神に信頼せよ。

       その御前にあなたがたの心を注ぎ出せ。

       神はわれらの避け所である」 

       (詩篇62:8)


「しんらい」 と 「しんぱい」 との間には、

ことばの表記と発音では、 「ら」 と 「ぱ」 の差にすぎませんが、

現実の生活では、天と地ほどの大きな差があります。

それはまさに、 「天国」 と 「地獄」 の違いなのです。


「しんらい」 とは、

宇宙万物の 「創造主」 を信じ頼みとすることです。

全知全能なる神を信頼することです。

あなたをご自分の子どもとして愛してくださっている父なる神という

絶対に安全な避難場所の中に、逃げ込んで安らぐことです。


「しんぱい」 とは、

創造主によって造られた 「被造物」 に心を配ることです。

この世という千変万化する状況の中で、

さまざまな人々やいろいろな物事に心を配って、

なんとかして安心できる自分の立ち位置を見つけようと、懸命に努力することです。


ですから、 「しんらい」 と 「しんぱい」 のちがいは、

心の方向 (ベクトル) が、

神 (天) に向いているか、世 (地) に向いているかです。

言いかえれば、

神の言葉 (力と命) に向いているか、人の言葉 (迷いと死) に向いているかです。

霊の世界 (内) に向いているか、肉の世界 (外) に向いているかです。


言いかえれば、

「しんらい」 は、一人の神にあなたの心を 「集中」 することです。

「しんぱい」 は、無数の物事にあなたの心を 「分散」 することです。

何事も、 「集中」 すれば強化され、 「分散」 すれば弱化するのは、

世の常識でありますが、これは天の法則でもあります。


私たちはこの世に生きている限り、

この世の問題を避けて通ることはできません。

けれども、あなたの心がこの世の問題にとらわれると、

「しんぱい」 が 「不安」 になります。

問題は数限りなくありますから、 「しんぱい」 の種は尽きません。

「しんぱい」 がどんどん膨らんでいくと、心が弱化して、 

「不安」 から 「恐れ」 に変容していき、

もはや自分の力ではコントロールできなくなります。

「しんぱい」 の心理的重圧によって、押しつぶされそうになってきます。


あなたが 「しんぱい」 に捕らわれると、

放射能や紫外線が怖いと言って家に閉じこもり、

一匹の蚊やハエを恐れて逃げまどい、

自分の影にさえ怯えて逃げるようになります。

こうして、あなたは人間としての尊厳を忘れて、動物以下になり下がってしまうのです。


この世のさまざまな問題を 「しんぱい」 して、それに押しつぶされないためには、

万物の創造主である超偉大な愛の神を 「しんらい」 しさえすればよいのです。


ただし、頭だけで聖書を読んだり、うわべで賛美したり、形式的に祈っていても、

依然としてあなたの心の方向がこの世の問題に向かっているならば、

「しんぱい」 の重圧から解放されることはありません。


神を 「しんらい」 するとは、

あなたの心を注ぎ出して全身全霊で (集中して)、父なる神に向かうことです。

心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、

愛の神を信頼し、義の神を愛することです。

こうして、この世の問題を忘れ去ってしまうほどに、

完全無欠なる永遠無限の神の至福の世界に入っていくことです。


言いかえれば、神の霊によって、あなたの心が完全に満たされていくことです。

イエスといういのちの木に、あなたがその枝としてしっかり結ばれることです。

キリストという揺るぎない巌の土台の上に、あなたが自分の足でしっかり立つことです。


あなたの心の方向が全能の神に向かい、

創造主を心から 「しんらい」 すれば、

この世のさまざまな問題を 「しんぱい」 する重荷から解放されます。

あなたを守る万軍の主、全能者エホバにとっては、

あなたの抱えているこの世の問題などは、どんな問題も

吹けば飛ぶような小さな事柄にすぎないのです。


神が人となられたイエスは、今あなたにこう言っています。

「わたしは、あなたに蛇とサソリを踏みつけ、

敵のあらゆる権威に打ち勝つ権威を授けたのだ。

だから、あなたを害するものは、何もないであろう」

「あなたが本気でわたしを信じるなら、どんなことでもできるのだ。

たとえば、わたしの名を使うことによって、

神の霊のことばを語り、

人々から悪しき霊どもを追い出し、

サソリや毒蛇をもつかみ殺し、

どんな有毒物を飲んでもなんの害も受けない。

また、病人に手を置いてどんな病をいやすこともができる」


ですから、イエスを一心に 「しんらい」 するならば、

あなたは神によって神そっくりに創造された最高の被造物であるという意識に目覚め、

この世を支配し統治すべき人間としての尊厳を回復することができます。

そうすれば、どんな問題があっても、それはもはや問題ではなくなってしまいます。

あなたは、どんな問題でも解決し、またそれを超越することができるからです。


さらに進んで、 「問題がなければ問題なんだ!」 と思えるようになるのです。

なぜなら、すべての問題はあなたの益になるようにされているからです。



  ・・  イエスは言われた、

      「わたしは、あなたがたに平安を残します。

      わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。

      わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。

      あなたがたは心を騒がしてはなりません。

      恐れてはなりません」

      (ヨハネの福音書14章27節)

 
      「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、

      わたしのところに来なさい。

      わたしがあなたがたを休ませてあげます」

      (マタイの福音書11章28節)


  ・・   UpWords with Max Lucado
       

  ・・  「2011年度下半期イ・ジェマン宣教師創造科学セミナーツアー日程」


①9月18日(日):八千代オンヌリ教会
〒:276-0045  八千代市大和田832-2、 ℡:047-482-1299  
①午前聖日礼拝:創造主なる神
②午後セミナー:ノアの洪水

②9月19日(月):横浜ニューライフバプテスト教会
〒:224-0037  横浜市都筑区茅ヶ崎南3-18-39、 ℡:045-944-1081
①午前セミナー:起源に関する質問
②午後セミナー:ノアの洪水
③午後セミナー:地球の年

③9月21日(水):横浜みどりの教会
〒:225-0021  横浜市青葉区すすき野2-6-16、 ℡:045-902-7898
①午前セミナー:起源に関する質問
②午後セミナー:ノアの洪水
③夜のセミナー:地球の年

④9月23日(金):長野あずみ野ファミリーチャペル
〒:399-8304  安曇野市穂高柏原502-1、 ℡:0263-82-1144
①午前セミナー:起源に関する質問
②午後セミナー:ノアの洪水

⑤9月24日(土):新潟福音教会
〒:950-1147  新潟市中央区高美町1-15、 ℡:025-280-0722
①午前セミナー:起源に関する質問、
②午後セミナー: ノアの洪水
③午後セミナー:地球の年

⑥9月25日(日):東京淀橋教会
〒:169-0073、  東京都新宿区百人町1-17-8、 ℡:03-3368-9165
② 前聖日礼拝:ノアの箱舟
②午後セミナー:ノアの洪水
                             以上        









                       



Posted by アブラハムささき at 15:59│Comments(10)
この記事へのコメント
ささき先生


先生得意の語呂合わせメッセージですね。
しかし、非常に的を得たものですね。
ありがとうございます。
主を信頼して、問題が問題ではないという境地を体験したいです。
Posted by パスター菅野 at 2011年09月16日 18:10
ここ何ヶ月か、とても苦しい事があり、
祈っても祈っても、私は、人から、自分の納得のゆく答えを頂けません。
初めは、祈りましたが、ここ何ヶ月か何度も、ある人物から納得する答えを貰えないため、苦しみ、祈っても聞かれないために、このまま聞かれない事が
続けば、信仰を捨ててしまうのではないかという恐怖の為に、祈りを辞めてしまい、数ヶ月たちました。
明日、その人物に会いますが、
何故か、今日は祈る事ができました。
明日、本当に神様を信頼し、神様が側にいてくれると良いと思います。
Posted by 李方子 at 2011年09月17日 03:57
佐々木先生 メッセージいつも 感謝します。

先生のメッセージを読ませて頂くときは いつも 自分に宛てられた手紙と思って読ませていただいています。

僕だけではなく、多くの方も同じだと思います。

今日 先ほどまで 家庭内でごたごた騒動があり、今 ようやく落ち着きました。

毎日、一日が嫌になるほど長いし、気がつけば もう朝です。

また 一日が始まりました。今日は何事も無く 一日が終われば良いと思います

良い事は無くても良いから、悪い事が起きなければ良いと思うようになりました。

最近、(特に昨日から) 神様って本当にいるのだろうか。

今 僕は間違っているのではないか・・とか 否定的な悩みに入ってしまっています

イエスさまの事がよく出てきますが、聖書のイエスさまだけがイエスさまであって、人間が言うイエスさまを信じれなくなってきています。

信じようとすればするほど、自分の中にいるであろう サタン とやらが 邪魔をしてきます。

特に 最近は何のために生きているのだろうと思う事が多いです。

人からおだてられて僕はイエス様が必要としているから生かされている。

イエスさまから特に愛されている。

でもその事を言って下さるのは、クリスチャンの方か、牧師先生です。あまり聞きすぎて頭が痛くなります。

先日 親戚の方の法事に行きました。持って行ったのは伝道トラクトと聖書
でした。
しかしみんなの目は白い目線でした。お経の時は僕は聖書を開いていました。

坊さんから あなたはイエスさまから愛されているよ と聞きたいですね

明日から あまりやる事がないので、お寺、創価学会ターゲットに クリスチャンとして伝道に行きます。どこまで話を聞いてくれるかが楽しみです。

ところで李さん 久しぶりですね。大変なところを通られているようですが、僕も同じです。

本当に神様を信頼し、神様がそばにいて下さるといいですね。また結果を是非教えてください。

ところで 信頼と心配って ごろあわせなのでしょうか?

先生からのメッセージは僕はいつも真剣によまさせていただいています

信頼する方には心配かけてしまうし、信頼が有るから心配してくださっていると思います。

東日本大震災の被害者の方たちを口先でなく 本当に心配している、政治家

や牧師先生が何人いらっしゃるでしょうか?

僕は佐々木先生を心から信頼し、先生は僕や家族の事を心から心配して下さいました。

本当に感謝しています。今まで家族も僕も何度も何度も助けられました。

しかし当の僕は大きな負担を先生にかけ過ぎていました。

反省します。

これからは、いつまでもみんなの先生でいてください。   オバマ
Posted by OBAMA at 2011年09月17日 04:42
今朝の日曜礼拝で心配することは父なる神に対する不信頼であると教えられました。

わたしはある問題をずっと心配してノイローゼになっていましたが、自分の思いの方向を天のお父さんに向けて見ました。

でもすぐに問題に思いが向けてしまうので、何度も何度も神さまに思いを向けるように努力しました。

そうしたら、自分の思いの中でだんだん問題が小さくなってきて、なんとかなりそうだと思えるようになってきました。

また、問題が気になって落ち込むかも知れませんが、その度に天のお父さんに思いを向けてみますね。
Posted by サーラ at 2011年09月18日 16:04
大変参考になりました。

クリスチャンになってから、罪の意識が強くなり、良心的感覚も鋭くなり、心配したり悩んだりすることが増えてしまいました。

それを自分の力で解決しようとしてジレンマに陥っていましたが、天の父に思いを向けさえすればよいことを知り、楽になりました。
単純明快なご説明に感謝します。
Posted by 花岡 at 2011年09月20日 13:41
花岡さま

花岡様の書き込みで

クリスチャンになってから、罪の意識が強くなり、良心的感覚も鋭くなり、心配し

たり悩んだりすることが増えてしまいました。

それを自分の力で解決しようとしてジレンマに陥っています。

残念ながら僕の方はまだ、現在進行中です。

単純明快な ご説明に感謝します。

他にも同じ様な思いを持たれている方がいらっしゃいましたら、是非 書き込

みお願いします。

それと、同じ意識を持たれている方がいらっしゃる事で、励ましと、参考に

なりました。    感謝します。               オバマ
Posted by OBAMA at 2011年09月22日 01:51
佐々木弁護士

ご無沙汰致しております。

「…わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。 わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。」

私も、この箇所は大好きです。

聖霊様に臨まれるまで、私の平安はこの世の平安でした。問題が無いから平安…人より何かがほんの少し優れている事があるから平安…。

しかし、この世のものは朽ち果て、平安を得ていたはずのものは移り変わりました。

「あなたには私の他に他の神々があってはならない。」

私の平安は、金銭でも、安全な環境にあるのでもなく…ただ主イエス・キリストにあります。

God bless you!!
Posted by 中西 平 at 2011年09月22日 23:04
現実の世にこんな事があるものだろうか?と言う出来事です。
隣接地の地盤改良工事で、何の関わりもない私宅が被害を受けました。組み込み式建築の二階を支える柱がずれた為に、とても不安の中で、母が心を痛めながらICUに入り、亡くなりました。
市役所の職員が、相手方三会社を連れて被害状況を見に来た時は、「損害は各社で分担して支払います」と言って帰りましたが、修理にも見積もりにも来ません。後日電話で「市役所に損害額を届けて下さい」と言って来たので、市役所の係りに説明をして、良質の材木だから洗って組み立て直そうと思うので三千萬は必要、不足は自分で払う予定だと届けました。が、支払わずに逃げています。
市役所に信頼して来たのが良くなかったのか?損害賠償の裁判は時効とか、尚、市役所からの通知も長年ありません。校友に聞きますと20年で排斥になるからご注意と言う事です。今頃になって「器物損壊」で警察に届けた方が良かったのか?と気が付きました。祈りに祈ってきましたが「神様あんまりです。」と言いたい信仰の戦いにあります。健康も非常に害していますから、闇から闇に葬られてこの世を去るかも知れないとSOSを発信します。
しかし、私が被害者の故でしょうか?復活の主の完全な義が転嫁されているので長い間、心は平安で来ました。が、何かがおかしい、心が病んでいるようなのです。生きておられる神の臨在が判りません。主よ栄光を現わして下さい。
Posted by 藤本千鶴子 at 2016年03月01日 16:32
上記に書き込みを忘れましたので追加します。三千万の損害を支払ってもらえず月日が経ち、二階が崩れないかという不安で、結局は家屋全部を失う事になりました。増設したブロック建築も家財も多く失い、付帯工事の一切を失い、被害損害は増大して億単位になりました。サラリーマンの息子と私は頭が変になりそうな莫大な金額でミサワホームの住宅ローンで家を建て替える事になりました。
親の全盛期に建てた家の「良質の木材」も置き場がない為に全部失いました。パニック状態であったと思います。神様のご計画が判らなくなりました。神の栄光が現れて下さるのを待ち望んでいます。
Posted by 藤本千鶴子 at 2016年03月01日 17:57
藤本千鶴子様

長年にわたる大変な試練の中、今日まで耐え抜いてこられましたことを、主に感謝いたします。

祈りに祈ってきたとおっしゃっておられますので、霊的な苦しみの大きさをお察しいたします。まるでヨブのようなご体験に神様のご計画が分からなくなったこともご無理ありません。

しかし、このままで終わるはずはありません。神の大逆転がこれから必ずあると信じます。どうぞ愛の神を「しんらい」して祈り続け、求め続けてください。

神の助けは、意外な時に、意外な方法によってやってきます。
Posted by アブラハムささきアブラハムささき at 2016年03月02日 00:59
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。