2011年05月27日

   がん哲学外来


「がん哲学外来」

って、聞いたことがありますか?

先週、「がん哲学外来」 を実際に行っている

樋野興夫医師 (順天堂大学教授) のお話を

聞くことができました。 (東大VIPクラブ)


がん細胞は、もともとは正常な細胞である。

がん細胞と正常細胞の違いは、 「その細胞が自分の使命に目覚めているかどうか」 である。

目の細胞は、目が見えるように働く使命を持って、その目的に向かって活動している。

心臓の細胞は、血液を身体中に循環させるように働く使命を持って、その目的に向かって活動している。

けれども、がん細胞は自分の使命感を見失って、自分勝手な行動をして暴れまわるために、

体の健康の秩序を破壊している。

正常細胞ががん細胞に変わってしまう原因の多くは、

不健康な考え、不健康な生活、不健全な環境である。


がん細胞はたくさんの強い正常細胞に囲まれていると、

おとなしくなって、破壊活動が沈静化する。

がん細胞を取り囲む強い正常細胞が少ないと、

がん細胞はどんどん増殖して破壊活動が広がっていく。

がん細胞が自分の使命に目覚めると、

正常細胞に変わってしまう。


がん細胞の生態を研究して、樋野先生は、人間社会にも同じような生態を発見しました。


たとえば、社会の秩序に反抗する、いわゆる 「不良少年」 は 

いわば 「がん細胞的人間」 である。

けれども、多くの健全な人たちが不良少年を取り囲んで愛をもって接していると、

彼の非行活動は沈静化してくる。

どうしようもない不良少年が、自分の使命に目覚めたとたんに、

健全な少年に変わってしまうことがある。


樋野先生は、がんに苦しんでいる患者さん、その家族や関係者の皆さんに、

「がんの存在意義と、がんと仲良く共存する方法」 (がん哲学) について、

門戸を開いて相談に応じています。

これを称して、 「がん哲学外来」。

 
茨城県大洗を中心に30年以上も活動してきた、

「全日本狂走連盟愚連隊大洗連合ミスティー」 

という暴走族グループがありました。

高校生を中心とする30名近くがバイクの隊列を組み、

人々の迷惑を顧みず、大洗や水戸で轟音を立てて暴走しまくっていました。


東日本大震災の被災地となった大洗の避難所で、

そこに避難していた暴走族たちも、

「飲みものはありますか」 とか、

これまで 「敵」 だと思ってきた近所の大人たちから、

なにかと気遣ってもらいました。

「暴走なんかしてる場合じゃない!」

と思ったか彼らは、壊れた町役場の後始末を手伝ったりしました。

やがて、 「ボランティアで被災地復興の奉仕活動をしよう!」

という使命感に目覚めていきました。


ボランティアとして再出発を決意した、15人の暴走愚連隊は

4月15日、地元の警察署で、暴走族解散式を行いました。

「これまでは地域の人たちに迷惑をかけてきました。 今後はもう暴走行為は行いません!」

16歳の少年総長は、こう 「宣誓書」 を読み上げ、 

「族旗」 を警察所長に返上しました。


「これからは、同じ境遇の少年たちを巻き込んで、ボランティアとしてがんばりたい!」

少年総長の目は、輝いていました。



  ・・  イエスは言われた、

      「あなたがたも聞いているとおり、 『隣人を愛し、敵を憎め』 と命じられている。
     
       しかし、わたしは言っておく。 敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。

       あなたがたの天の父の子となるためである。

       父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせて

       くださるからである。

       自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな報いがあろうか。

       徴税人でも、同じことをしているではないか。

       自分の兄弟にだけ挨拶したところで、どんな優れたことをしたことになろうか。

       異邦人でさえ、同じことをしているではないか。
      
       だから、あなたがたの天の父が完全であられるように、

       あなたがたも完全な者となりなさい」

       (マタイの福音書 5:43ー48)


参考 ・・・ 「がん哲学外来」 <偉大なるお節介と余計なお節介>

        人は最後には、「死ぬ」 という大切な仕事が残されている。

         http://www.christiantoday.co.jp/view-3192.html
 

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      ╋……━……‥━━━━★‥……━━

      <VIP東京大学セミナー>

      「がん哲学 マイナスxマイナス=プラス!? ~聖書のパラドックス~」

       ・講師:樋野興夫さん(順天堂大学教授)

       ・日時:2,011年5月19日(木)19:00−20:30

       ・場所:東京大学YMCAホール

       ・参加費:一般2,000円 学生1,000円(申込不要)

        *お問い合わせ

        viptoudai@gmail.com

        *チラシURL

        http://bit.ly/kl2K7a


        あなたが「死の恐怖」に直面したら、何を支えに生きていきますか?


        「メメント・モリ」

        自分が必ず死ぬことを忘れるな

        というキリスト教思想です。

        私たちは、自分が死ぬことを忘れています。

        今回の震災で、私たちは、人間の命のはかなさを痛感しました。

        でも、時が経つと

        「自分だけは、死なない」

        と無意識に思ってしまうのも、私たち人間です。

        5月のVIP東大セミナーは、「がん哲学外来」を創設した医師の

        樋野興夫さんをお迎えします。

        がん哲学外来とは、死の恐怖のただ中にある方の

        心に寄り添いたいという想いで始められた医療活動です。


        本セミナーでは、私たちが想像していなかった

        悲劇、試練、死の恐怖に直面した時

        どのように生きればよいのか、

        具体的な事例を樋野さんに伺います。

        「自分や家族の死」と向きあうことで

        自分自身の生き方を

        ご一緒に考える機会となることを願っています。













Posted by アブラハムささき at 18:30│Comments(6)
この記事へのコメント
そう言えば、ヤクザからクリスチャンになって、福音の伝道をしている、ミッションバラバのみなさんも同じですね。

ガン細胞みたいな人生を歩んできたヤクザでも、みんなで取り囲んで愛をもって接していくと、使命感に目覚めて、普通の人に戻るんですね。
Posted by PPP at 2011年05月28日 01:59
解散したのは、
「全日本狂走連盟愚連隊大洗連合ミスティー」。
メンバーが入れ替わりながら約30年間もの間、大洗町や水戸市などで、集団でバイクを乗り回し、爆音を響かせてきた総長16歳の若者集団でした。
今回の震災を機に彼らは救われたのですね。

今も続く、福島原発問題、その地元の人たちの頑張りに私は深く感銘します。
日本の頑張りは今や世界中で話題になっています。

それは被害に遭われた方たちがその強さを世界に発信したと思います。
暴走族からボランティア集団に変わったことも、大きな世界のニュースとして知れ渡り、決して日本はイエス様から守られている国だ!と言う事も同時に発信できると思います。

これは神様が与えてくださった祝福だと思います。
彼らに大いなる祝福がある事を賛美します。  OBAMA
Posted by OBAMA at 2011年05月28日 02:42
メッセージをありがとうございます。

自分は大丈夫と思っていても、いつのまにか周囲の阻害になる存在にならないように、いつも主にあってお祈りをして、主の御心を日々求めていく必要があると思いました。自分は神様の創造と赦しの中で生かされていると、あらためて気付かされ感謝。毎日同じように生きているようでも、新しい道とリフレッシュされた心が毎日与えられるようにとの、励ましをうけました。

自分が神様の働きのためにどのように用いられるのか、いま現実にやって
いることとやるべきことのギャップを改めて感じました。

ブログを読むと、心が広くなり、ビジョンとそれに向かう勇気が与えられます。
ありがとうございます。
Posted by ななし at 2011年05月28日 11:42
今のぼくはがん細胞的人間に良い影響を与える力はありませんが、強くなりたいと思います。

今までは、そういう人を避けて逃げていましたが、これからは積極的に関わりをもって、偉大なるお節介をしていきます。
Posted by PPP at 2011年05月28日 23:33
    失礼します。     

  「アル中を癒され」「脳梗塞より生還」「倒産によるサラ金地獄」
より、御言葉によって「癒され・救われた者」の「証」です。

  その「証」として以下の小冊子を制作いたしました。ご希望の方、
 お申込みください。(もちろん無料です)

  ① 「心のマーケティング」 サラリーマン宣教のために
  ② 「アル中勝利」  私のアル中勝利信仰体験
  ③ 「ガンに打ち克つ」 ガンにならない・なったらどうする 
  ④ 「聖霊の恵みにあずかる」 どうすれば――― 
     
 こころを強くする「メッセージ」のご案内
      http://www4.ocn.ne.jp/~kokoro/
     
        ご笑覧ください。     安達三郎
Posted by あだち at 2011年08月20日 09:08
今夜 昨年に続き グランドキャニオン創造科学探査ツアーに 

ラブクリエーション・ジャパン会長で、ツアーの団長の佐々木先生を含め、

約40名の方たちが成田から出発されました。創造科学探査で百聞は一見に

しかず、聖書の記述が事実であることを確認するとともに、進化論は単なる

仮説にすぎないことを、日本だけではなく、世界に広め、創造論を認知しても

らうのが目的です。

残念ながら僕は費用の関係で参加できませんでしたが、僕自身も是非 

生きているうちに、自分の目で確かめたいと思っています。

先日 8月2日に日本をこよなく愛して、そして多大な宣教活動をされて

こられた韓国の オンヌリ教会のハ・ヨンジョ牧師が天に召されましたが、

そのハ・ヨンジョ牧師が断言されていたのが「進化論はサタンの最高傑作で

ある!」でした。

佐々木先生がラブ・クリエーションジャパン会長として ムーブメント 日本に

おける創造論推進の新しいうねりをご紹介します。

創造論推進派の一人として、佐々木先生には無許可で書き込みしています

ので ご意見の有る方は私に対してご連絡いただければ幸いです。

その際に出来ましたらお名前なども教えていただければ、論点におけること

が具体的に論議したり、意見をお聞きする事が出来ると思いますので、

宜しくお願い致します。

「進化論は真っ赤な嘘?」

進化論を信じた西洋の多くの人々は、神と聖書、信仰を捨てました。

そして同じように東洋の多くの人々は、神と聖書、信仰を拒絶しています。

ところが、最近では「進化論は自然科学にあらず」、さまざまな無理、

矛盾、ねつ造、ごまかし、そして単なる思いつきに等しい仮説に過ぎず、到底

 科学とは言えないことに、進化論を信じていた人たちが気付きはじめたので

す。
新島襄は創世記1,1を読み、霊感に打たれて創造主なる神を信じました。

「宇宙万物は全知全能の愛の神によって創造された。」

これは単純明快な真理で、澄んだ心で自然を見れば、誰にでもわかると思い

ます。

ハ・ヨンジョ牧師が天に召されましたが、無理に進化論を通すのではなく、

自然体で、気楽に聖書を信じて、肩の力を落とす事が出来ればもっと自然に

イエス様を受け入れる事が出来ると思います。

グランドキャニオンに出発された方々は自分の目で聖書を確かめに行かれま

した。

無事に帰国されて、この事を多くの方々に福音宣教される事を期待します。

                             小濱 敏雄
Posted by OBAMA at 2011年08月21日 20:21
 
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