2011年04月18日

 やればできる!


  ・・  イエスは言われた、

      「もしできればと言うのか。
     
      信じる者には、どんなことでもでる」

      (マルコの福音書 9:23)



自称、「東大物理学科をビリで卒業した、落ちこぼれ、変人学者」

小柴昌俊さんの講演を聞きました。

講演会場は、大久保の日本福音ルーテル東京教会。

小柴さんは、この教会の幼稚園第一期卒園児でした。

聖書の言葉が、幼いころから、心に植えつけられたに違いありません。


小柴さんは、超新星からのニュートリノ検出に成功。

素粒子物理学・宇宙線物理学の分野で多大の貢献をしたとして、

2002年にノーベル物理学賞を受賞しました。


中学一年で小児マヒになり、

音楽家や陸軍幼年学校入学の夢が挫折。

家の中を、芋虫のように這って動き、

外を歩けるようになっても、ころぶと

ひっくり返った亀のように、立ち上がれませんでた。


方向転換してリハビリをしながら、猛勉強の末、

東大に入学するも成績はビリ。

ノーベル賞受賞後に、東大の卒業式に招かれた小柴さんが、

自分の 「ビリの成績表」 をスライドで公開した話は有名です。

大学を卒業して社会に巣立っていく学生たちに、

「学校の成績はビリでもいい! 

自分の夢に向かって、全力を尽くしてまい進してほしい!」

と祝辞を述べました。


現場主義研究者としての立場を貫き、

体当たりの実験を重ねて数々の業績をあげた

小柴さんの口癖は、

「やればできる!」

ただし条件が一つ。

「本気でやる」

ことです。

「自分のすべてをかけて物事に取り組めば、

必ず道は開ける!」

と言います。


国立大学が独立行政法人になると決まった時、

「直接お金に結びつかない基礎科学には研究資金が不足する!」 

という危機感を持った小柴さんは、

基礎研究支援のための財団法人設立の必要を訴えますが、

「資金が集まるはずがない」と周囲に反対されます。

しかし、何もしなければ日本の基礎科学は消滅してしまいます。

研究一筋だった小柴さんは、

政治も経済も法律もわかりませんでしたが、

「本気でやれば、きっとできる!」

まず、自分の全預金の5百万円を、財団の基本財産としてささげました。

すると間もなく、オスロからノーベル賞受賞の連絡が入ったのです。

その副賞の賞金3千5百万円も、すべて財団に投入します。

でも、財団法人設立には最低1億円が必要なので、6千万円足りません。

思い余って、知人の会社社長に事情を説明して協力を要請しました。

非常に感動した社長は、翌日、6千万円を振り込んでくれたのです。

こうして小柴さんの手によって誕生した

「平成基礎科学財団」は、

日本と世界の基礎科学の発展に多大な貢献をしています。


講演の最後に、韓国人留学生が質問しました。

「私には大きな夢があります。

しかし、友人たちは皆、 

『経済的に大丈夫なのか?』 

と心配します。

何か良い方法はありませんか?」

小柴さんの答えはこうでした。

「みんな同じ問題を抱えている。

良い方法なんかない。

本気でやれば、きっとできるよ!」


誰でも、難しい問題を抱えたり、

大きなビジョンにチャレンジする時は、

不安になったり、恐怖に襲われたりします。


でも、どんな夢も、どんな希望も、

あなたが、本気で信じ、本気でやれば、

きっと実現できます!

万物の創造者、全知全能の神によって、

ご自身にそっくりに造られている人間には、

もともと無限の能力が備わっているのです。


東日本大震災で、日本は疲弊し、

これから企業倒産の嵐がやってくると予想されています。

けれども、どんな厳しい状況に陥っても、

日本新生復活は、

私たちが、

「本気で信じ、

本気でやれば、

きっとできます!」



参考  ・・・  「マッキーの素晴らしい仲間たち」

          http://www.makishimaisao.com/friends/koshiba.htm

         「信じた通りに」 小石 泉

          http://www.ne.jp/asahi/petros/izumi/2006msg/060702.html 




Posted by アブラハムささき at 23:53│Comments(6)
この記事へのコメント
素晴しい メッセージ ありがとうございます !!

「やればできる」

本気でやればできるんですね。

今 私はがけっぷちのビジネスに取り組んでいます。

3月11日、大震災が起きた日は私はある会社との仮契約の日でした。

数日後にその契約は不成立となり、私は完全に引きこもり状況に陥り、約一週間は誰とも会いたくない、誰とも話したくない、毎日 震災のニュースを悪夢だと思って見続けていました。

しかし、ブログは毎日読み続けました。ブログを読んで、書き込みすることによって そのストレスを発散していたと思います。

今日の 

「やればできる」 は 

「おまえは本気でやっているか!!」

と神様からのメッセージと思いました。

失敗する事ばかり考えながら、ビジネスに取り組んでいたように思います。

不安で不安で、商談の日が近くなると胃が痛くなってしまいます。

明日から 思い切りぶつかって 本気で再挑戦します。

それと本気で祈る事にします。

ありがとうございます。

 
 ・・・でもちょっと違うのは小柴さんの頭の出来が私の脳細胞とは根本的に違うのかな?? とも思うところもありますが、

「小柴さんに出来ない何かを私も持っているはずだ!」

と 前向きに考える事にします・・・              
                        小濱 敏雄

         
Posted by OBAMA at 2011年04月19日 02:32
ささき先生


おはようございます。

「本気でやる!」


今日も、本気で与えられた働きをして行きたいです。

ありがとうございます。



菅野直基
Posted by パスター菅野 at 2011年04月19日 09:05
やればできる!

たしかにそうですね。 つい悪い状況を見て悲観的になって、ダメだダメだと思ってしまいます。

でも、これまで何度も乗り越えてきましたし、これからもきっと大丈夫だと思います。

チャレンジするファイトがわいてきました。 本気でやります!
Posted by 大場 at 2011年04月19日 17:03
毎回元気が出る記事をありがとうございます! フェイスブックで仲間たちに紹介したら、何人かから、すごくよかった!という返信がありました。

これからもよろしくお願いします。
Posted by ノリボン at 2011年04月19日 17:14
Don't worry, Yes We can,  Never Give up
今日のお話を読んで、この、言葉の意味がより深くわかりました。
まだもったいないと思ってしまっておいた、ドント ウォーリのTシャツを着ることにしました。

このブログは、読む人の心に、平和な気持ちと勇気を与えてくれるので、そのうちノーベル平和賞の候補になるかもしれません。

すぐに落ち込みやすい、私には励ましのメッセージです。

感謝
Posted by ななし at 2011年04月20日 19:50
ななし さん ドントウオリー Tシャツ 買って頂いていたのですね。
ありがとうございます

最近 私はドントウオリーのトレーナーがユニフォームですよ(^-^)/

黒に赤文字ですから すごく目立ちます。

ビジネスマンにおいては スーツが当たり前と思っていましたが、
慣れてきたら、お客さんも何も言わなくなりました。

まだ寒いですから夜はトレーナーが良いですね。
夏は 半袖のピンクで決めようと思っています。

アブラハムチームはクールビズは ドントウオリーTシャツです(^-^)

                      ななしさん ありがとうございました
Posted by OBAMA at 2011年04月22日 03:01
 
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