「笑顔の効果」

アブラハムささき

2012年12月14日 01:50


このところ世相を反映してか、

刑事事件を受任することが多くなった。

誰にとっても深刻な刑事問題を扱っていると、

いつも緊張していてどうしても顔がこわばってくる。

笑ったりすれば、無責任、不誠実だと思ってしまう。


でも、あまり生真面目に取り組みすぎると

問題解決そのものが非常に難しくなってしまう。

考え過ぎて、正しい決断できなくなるからだ。

ある事件で関係者の意見が分かれて長い間、暗礁に乗り上げてしまった。


そこで、たまには事件のことを忘れて楽しく過ごそうと

弁護士を含む関係者を集めて小さなパーティが行われた。

歌をうたったり、ワインを飲んだりして、しばらくはなごやかに過ごした。

いよいよ食事の時間になったら、自然に事件のことが話題になった。

でも、楽しい雰囲気の中だったので、

みんな笑顔で冗談を言い合いながら、

深刻な問題を話すことができた。


「こんなに面白い事件はない!

ぜひ、これを本にして出版しよう!」

「本がベストセラーになったら、映画を作ろう!」

「そうだ、そうだ! ヒット間違いない!」

「主演俳優は00さんがいいよ!」


笑いながら本や映画の話に夢中になっているうちに、

関係者全員の事件の方針が自然に一致してしまった。

おかげで、私の笑顔も戻ってきた。



 < 下記はブログの読者・菅野直基牧師のフェイスブックの記事です >



おはようございます。 

外は青空がまぶしいくらいです。

笑顔で笑っているようです。

「笑顔」 は 「相手に好感を与えるための手段」 と思っていませんか?

笑顔には、 「相手の警戒心を取り除き」 「親しみを感じさせる効果」 がありますが、

一番の効果は、 「自分を幸せにする」 ことです。


「笑う」 と、顔を若くさせる筋肉が働きます。

また 「笑う」 と、体を健康にするホルモンが分泌されます。

笑いは、 「作り笑い」 「ウソ笑い」 でも同じ効果があるのです。

そうであるなら、無理しても 「笑顔」 を作った方が得ですよね。

聖書の中には、イエス・キリストが 「笑った」 という記述が

一箇所もないので、ある神学者はこう言いました。 

「イエス・キリストでさえ笑ったことがないのだから、

クリスチャンは笑うべきではない!」 


私は逆だと思います。

キリストはいつも笑顔で笑っていたので、

あえて 「キリストが笑った」 と書く必要がなかったと思います。

反対に、 「イエスが涙を流された」 「キリストが怒った」 と書かれているのは、

珍しい光景だったからです。


あなたは、いつも 「笑って」 いますか?

「笑顔」 ですか?  笑いは、あなた自身を幸せにし、

アンチエイジングを促進させ、心と体を健康にしてくれます。


  ・・・   主がシオンの繁栄を元どおりにされたとき、

        私たちは夢を見ている者のようであった。

        そのとき、私たちの口は笑いで満たされ、

        私たちの舌は喜びの叫びで満たされた。

        そのとき、国々の間で、人々は言った。

       「主は彼らのために大いなることをなされた」

       (詩篇126:1~2)