「タイム・イズ・ライフ」

アブラハムささき

2011年05月03日 00:46


  ・・  「怒りの日には、

       富は頼りにならない」

       (箴言 11:4)

 
「富は無限、時は有限」

私が思いついたキャッチコピーですが、あなたはどう思いますか?

「マグロがあと数年で食べられなくなるし、石油もいずれ取り尽くされてしまう。

しかし、富が枯渇しても、時間は永遠に続いていくではないか」

「富は有限、時間は無限だ!」

こうも考えられますね。
 

しかし、よく耕して肥料を与えれば、土地は無限に作物を生み出してくれます。

海の汚染を防止すれば、マグロも再び大量に繁殖するでしょう。

石油が枯渇しても、原子力エネルギーが使えなくなっても、

太陽エネルギー、風力エネルギー、潮力エネルギー・・・・・・

エネルギーはいくらでも作り出せるでしょう。

 
天地万物の創造主は、 「生めよ、増えよ、地に満ちよ!」 と人間に言われました。

ですから、富が欠乏して、人類が地上に住めなくなることは、神の計画にはないのです。

実は今でも毎年、膨大な量の果実が未収穫のまま朽ち果て、

価格調整のために大量の農畜産物が廃棄されています。

まだまだ無限に近い量の未発見・未採掘の鉱物資源が、地下に眠っています。

また、非常に多くの特許新技術が、時期早尚として商業化されずに放置されています。


今、世界で富が不足しているとすれば、その原因は、人間に愛と知恵が不足しているにすぎません。

愛が不足しているから、あり余る富を公平に配分できないのです。

知恵が不足しているから、今ある富をもっと増やすことができないのです。

富は無限に存在するのです。
 

これに対して、時間は限られています。

人の寿命は長くても百年前後。

学生として学ぶ時間、社会で働く時間、結婚して生活する時間、子どもを育てる時間……

すべての時は限られています。
 

「タイム・イズ・マネー」 (時は金なり) と言いますね。

時は富と同じだから、時を大切にしなければならないということです。

なぜなら、時間を使って働いた分だけお金になります。

金融機関にお金を預けておけば、時間がたった分だけ利子がつきます。

株や不動産に上手に投資すれば、時とともに資産価値が増えます。

でも、時が富を生み出すだけのものであれば、それはむなしいものではないでしょうか。

だれも何一つ持ってあの世に行くことはできないからです。
 

本当は、「タイム・イズ・ライフ」 (時はいのちなり) なのではないでしょうか。

私たちのこの世のいのちには、限られた時間しかありません。

時はいのちと同じだからこそ、時を大切に生かして生きなければならないと思うのです。

富を大量に得るためよりも、富を有効に使うためにこそ、時を生かして用いましょう。


「私は人生の最大の失敗者だ。

富の獲得のためにのみ時間を浪費してきた。

最も大切な家族を愛する時間をほとんど持たなかった」

何度も離婚して世界的一の大富豪になった石油王、ポール・ゲッティが、

臨終の間際に語った言葉です。


「キリスト教撲滅!」 を叫び、世界制覇を目指して

巨大宗教団体に成長させた某新興宗教の最高指導者が、

末期がんの病床に神学校の教授を呼んで、聖書の集中講義を受けています。

きっと、自分の死を目前にして、 

「本当の真理は何なのか?」、 

「永遠のいのちを持つにはどうしたらいいのか?」、

を知りたがっているに違いありません。


「富は無限、時は有限」

有限な時をいかに有効に生かして生きるか。

言うまでもなく、あなたの最も大切なことに、あなたの時を使うことです。

あなたにとって、最も大切なことはなんでしょうか?

あなたは今、あなたの最も大切なことに、あなたの時間を使っているでしょうか?


「タイム・イズ・ライフ」 (時はいのちなり)



参考 ・・・ 「頼りにならない富に、望みをおかないように」   

        (テモテへの第一の手紙 6:17)

        http://homepage3.nifty.com/shirakawa-eikou/message/2005year/0129.htm

       「創価学会幹部、幸福の科学幹部、からキリストへ」 (小澤利夫さんの証し)

         http://www2.biglobe.ne.jp/~remnant/149souka.htm